• 歯を失ったらブリッジ？入れ歯？インプラント？
  • 2023/03/24
  • 歯科コラム

歯を失ったらブリッジ？入れ歯？インプラント？

歯を失った場合一般治療での治療方法は大きく分けて３つあります。

しかし適応が限られるため全員が全員望まれる治療をおこなうことは出来ませんが、もし仮に医学的適応がすべて満たしていると仮定した場合での選択について今日はお話いたします。

【インプラント】

インプラントとは、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療方法です。インプラントは、自然な噛み合わせや、見た目、歯の健康維持に優れているため、多くの患者さんから支持されています。ただし、手術による治療であるため、治療期間が長く、治療費用も高額になることがあるため、患者さんの希望や予算によって選択する必要があります。

メリット：・自然な噛み合わせや見た目が得られる・周囲の歯を削る必要がない・長期的に見た場合、入れ歯やブリッジと比べて歯の健康状態が良好に維持できる・自分の歯と同じように使える

デメリット：・手術による治療であるため、治療期間が長く、費用も高額になることがある・治療期間中は、口内清掃が重要であるため、歯磨きの労力が必要となる・手術による治療であるため、健康状態によっては手術ができない場合がある・定期的なメンテナンスが必要である

【ブリッジ】

ブリッジとは、欠損している歯の隣の歯を削り、その上に人工の歯を取り付ける治療方法です。ブリッジは、手術が必要なインプラントと比べて治療期間が短く、保険治療であれば

費用も比較的低く抑えられることがメリットです。しかし、周囲の歯を削る必要があるため、その歯の健康状態によってはブリッジができない場合があります。

メリット：・治療期間が比較的短く、費用が比較的低い・入れ歯と比べて咬合力が高い・自然な見た目が得られる

デメリット：・周囲の歯を削る必要があるため、周囲の歯の健康に影響を及ぼすことがある・周囲の歯の削り過ぎによって、歯の神経や根の治療が必要になることがある・取り外しできないため、歯の清掃がしづらく、歯周病などのリスクがある・ブリッジが外れた場合には、周囲の歯を再び削る必要がある

【入れ歯】

入れ歯とは、口の中に入れる人工の歯のことです。入れ歯は、欠損した部分に合わせて作られるため、噛み合わせや見た目はある程度自然に近く、手術が不要で治療期間も比較的短く抑えられます。ただし、本来の歯の形態のほかに床と呼ばれるピンク色のプラスチックの部分があり、自然な噛み合わせや見た目ほか二つには劣り、入れ歯の固定によって周囲の歯や粘膜が傷つくこともあるため、定期的な調整やメンテナンスが必要です。

メリット：・手術が不要で治療期間も比較的短く抑えられる・費用が比較的低い・治療中に歯を失わなくても済む

デメリット：・自然な噛み合わせや見た目が得られない・入れ歯の固定によって周囲の歯や粘膜が傷つくことがある・取り外しできるため、食事中に外れる可能性がある・入れ歯の摩擦によって周囲の歯が摩耗することがある・定期的な調整やメンテナンスが必要である

以上のように、インプラント、ブリッジ、入れ歯にはそれぞれメリット・デメリットがあります。医学的に適応であれば、その患者さんの希望や予算に応じて選択することが重要なのは言うまでもありませんが、

これらを医学的に比較した場合結論


インプラントがやはり第一適応となります。


次いでブリッジ、最後に入れ歯の順となります。


医学論文は様々なものが出ておりこの順番になる裏付けとなる論文が多数あります。（今回は論文詳細は割愛させて頂きます）

あくまで今回はすべて医学的に適応であった場合の選択の順序でお話ししましたが、医学的に最も適した治療方法は、患者さんの口腔状態や咬合力、周囲の歯の健康状態などを総合的に判断し、専門家の医師や歯科医師と相談しながら決定することが望ましいです。

歯を失ってしまってお困りの方の一助になれば幸いです。

当医院には歯周病、インプラント、顎関節、補綴など様々な専門的な先生が在籍しております。

もしお困りの方がおりましたら是非ご相談ください。


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