• 2022/06/20
  • 歯科コラム

根っこの治療とは?

こんにちは!
新浦安ハーヴェスト歯科・矯正歯科です。

今日は「根っこの治療」についてのお話です。

う蝕、外傷などの硬組織疾患、歯髄疾患、根尖歯周組織疾患に対する予防、治療を目的に行われます。
これらを総称し「歯内療法」といい、文字通り、「歯の内部の治療」です。
歯科治療の中でも頻度が高く、また治療時間や診療時間を多く要する治療です。

う蝕治療の従来の考え方と現在の考え方とは大きく変わり、”可能な限り歯を残し、機能させる”という考え方(MI)に変わっていきました。
ですので、残せる部分もあるかもしれないのに、う蝕が深いからすぐ抜歯は古い考え方であるといえますし、もったいないですよね?
しかしながら、残すことで悪影響を及ぼすと考えられる歯に対しては、抜歯を行います。

一般的に根管治療の適応としてはC3・C4です。
本日は歯内療法として、以下の3つをご紹介します。


①歯髄処置(麻酔抜髄)
②根管治療
③根管充填






①歯髄処置(麻酔抜髄)

歯髄まで細菌感染が波及した場合に行われます。
根管の罹患歯髄をすべて除去し、根尖歯周組織への拡延を予防する目的があります。
術後は、抜髄による炎症反応で咬合痛や咀嚼時痛が3日~1週間程度みられるので注意が必要です。
※個人差あり






②根管治療

神経を取った後の治療で、根管内を専用の器具(リーマー・ファイル)で形態を整え、無菌化にする目的があります。
根管内は1㎜ととても細く、形態も様々であるため高度な技術が必要となり、マイクロスコープを使用し作業をしていきます。
この作業は非常に重要となり、数回繰り返し行われ、最後は仮の蓋(仮封)をし次回の来院まで待ちます。





③根管充填

無菌的状態になった根管を生体に無害な材料を用いて封鎖していくことをいいます。
根管内を緊密に封鎖し、根尖歯周組織と遮断することを目的としています。
材料を詰めた後は、エックス線により充填状況を確認してから仮の蓋(仮封)をし根管内への汚染を防止します。


歯の内部の治療が済んだ後は、支台歯形成という補綴物を支えるための作業を行います。
それから歯型を採り、クラウンなどの補綴物を決め、装着という流れが一般的です。

”歯医者さんに行くと、何度も同じようなことをされ帰される。”
とよく耳にしますが、
被せ物にたどり着くまでにはこのような作業が行われ、非常に重要な工程でもあります。
時間を掛けずにいい加減に行うと予後不良で、再根管治療や最悪、抜歯という選択になりかねません。

歯科医師の技術は勿論ですが、患者様のご理解とご協力も大切です。
現在の治療技術であれば、90%の確率で歯を救うことが可能です。
歯が失われると、咀嚼・発音・嚥下に障害をきたしますし、前歯部においては審美的にも問題が生じてしまいます。
保険外の補綴物ですと費用も高額となりますので、う蝕治療は出来るだけ早く発見し、最小限の治療をすることで治療期間や費用を抑えることが可能です。一本でも多く健康で丈夫な歯を残すため、定期的な歯科検診を推奨します。









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